ベトナムへの海外投資で資産運用してみよう『ベトナムの概要』
街中はバイク・バイク・バイクとバイクが洪水のように走る、アジアで今後成長が見込まれる『ベトナム』
他のアジアの国と比べるとまだまだ経済発展はしていないベトナムですが、発展していない分、今後急成長を遂げる可能性を秘めているということです。
ベトナムの概要
- 首都:ハノイ
- 公用語:ベトナム語
- 人口:9100万人(世界14位)
- 通貨:ドン(VND)
- 為替レート:1ドン=0.0055円(2015年)
- GDP:186.05 (10億USドル)(世界56位)
- 経済成長率:5.98%
- 失業率:2.45%
- 主な産業:農林水産業、鉱業、軽工業
実は、社会主義国家のベトナム
実はベトナムは、社会主義国家なのです。
しかし、ベトナムの最大都市ホーチミンの中心部のショッピングエリアを見てみると、道行く人々はカジュアルで洗練されたファッションを身にまとっており、社会主義の国であることを忘れてしまうような感覚に陥ります。
香港やシンガポールにいるかのように、人々の気分は資本主義に染まっているかのようです。
その要因は、もともとフランスの植民地だった歴史や、南部はベトナム戦争時に米国側だったことなど、欧米の文化を受け入れやすい土壌が培われたのかもしれません。
ベトナムが目覚しい経済成長を遂げたのは『ドイモイ政策』のおかげ
1986年に市場経済の導入と対外開放を2本柱とする経済政策の『ドイモイ政策』のおかげで、ベトナムは、今日のように目覚しい経済成長を遂げることができました。
かつて中国が進めてきた改革・開放政策をモデルにしたと言われています。
ようするに、社会主義に資本主義の要素を取り入れたような政策ですが、これによって外資の進出や民間企業の経済活動を促したことが、年6%前後もの経済成長をもたらす原動力となったのです。
人口が多く、天然資源にも恵まれた環境
人口が多く、天然資源も豊富なのがベトナムの魅力です。
2015年の時点で人口は9100万人(世界14位)もおり、日本の人口の8割ほどに相当し、ASEANの中ではインドネシア、フィリピンについで第3位の人口規模を誇ります。
また、平均年齢も約28歳と若く、総人口に占める0歳から24歳までの割合が約40%にも達しています。
人口ピラミッドも綺麗な三角形を描いており、高齢化の心配は当面ありません。
天然資源も豊富で、金、鉄、亜鉛、鈴、石炭などの鉱物資源が多く採れます。
代表的な農産物である米やコーヒーとともに、鉱物資源も多く輸出されています。
バイクの数が尋常じゃないのは成長の伸びしろ
ホーチミンの人口はベトナムの約1割ですが、国民総生産の2割を占めるほど経済的に重要な都市です。
ホーチミンを訪れたとき誰もが驚かされるのが、道にあふれるバイクの数でしょう。
ベトナムは国内の自動車産業を育成するため、250%もの自動車税が掛けられています。
車は高嶺の花で、お手軽な庶民の足であるバイクの数は増える一方です。
バイクは安い物だと1000ドル程度で購入できます。
信号が少ないこともあり、洪水のようなバイクの群れが絶え間なく振るスピードで走っていて、いつ事故を起こしてもおかしくないような状況です。
これからますます経済が発展して、国民の所得が向上することを考えると、これだけのバイクの数が車の売上に繋がるのではないかと思います。
10年後、ホーチミンの街中は、もしかすると車の洪水に変わっているかもしれませんね。
まとめ
- ベトナムの経済成長率は約6%と高い
- 人口が多く、平均年齢も約28歳で、人口ピラミッドも綺麗
- 豊富な天然資源(鉱物資源と農産物)
- 非常に多いバイクの数がいつかは車の売上に繋がるかも
次回は、詳しい投資方法やベトナムの株式市場の状況などをご紹介します。
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