ウォール街に伝わる株式投資家ならば心得ておくべき名言・格言集

ウォール街に伝わる株式投資家ならば心得ておくべき名言・格言集

株式投資家ならば、心得ておかなくては利益を得ることができない、名言や格言がたくさんあります。

世界の株式市場の中心地である、ウォール街にも、投資家の心得に関する名言が数多く残されており、株式投資で成功するのに必須である言葉や、そこから学べる、隠されたヒントもあるかもしれません。

ウォール街に伝わる投資家の心得に関する名言集

 

誰でも良い機会を与えられなかった者はいない、
ただ捉えられなかっただけである

投資の世界に関して言えば、誰にでもチャンスは平等に訪れる。

ただ、そのチャンスに気付く人もいれば気付かない人(圧倒的に多い)もいる。

それに気付いても、そのチャンスを活かす人もいれば、全く活かせない人(圧倒的に多い)もいる。

チャンスを活かすためには、普段からチャンスを活かせるように心やお金の準備をしておき、そのチャンスがやってくるのをひたすら待ち続けていることである。

絶好のチャンスがやってきてもあっとゆう間に去って行くため、ためらうことなく、そのチャンスをつかんで離さないこと。

 

 

お金は儲け(儲け話)の方に流れる

お金は少しでも有利な儲け話の方へ流れていく。

タンス預金よりも少しでも利回りの高い金融商品、あるいは値上がりが期待できる株式などへと。

 

 

相場(儲け)に王道なし

相場には、こうすればいつでも必ず勝てるという必勝法はない。

ただし、勝つ確率を高める方法はあるので、そのような方法で勝つ回数を増やし、勝つ確率を高めるのが得策である。

 

 

 

相場に必勝法はないが、多勝法はある

株式投資で必ず勝てる方法はないが、勝つ回数を増やしたり、確率を高めたりする方法はある。

相場が歴史的な安値圏に落ち込んでいる時に思い切って買うこと、相場が長い下げ相場から揚げ相場に転機した時に早めに株を買うこと、将来、高成長が期待できる銘柄に投資すること、過去10年ほどの株価と比べて高値圏にある銘柄には手を出さないこと、など、成功する可能性が高い投資法は少なくない。

 

 

先手を取れ、そうすれば君は勝てる

怖くて、誰も変えないような安値圏で買って、みんなが積極的に買ってくるようになった頃に売れば、株式投資で大きな成果を得ることができる。

 

 

無難な作戦は儲けも少ない

業績が比較的安定しており、倒産するリスクがほとんどなく、配当も比較的安定している銘柄に電力、ガス、私鉄などの公共株がある。

このような無難な銘柄は、リスクも少ない半面、大きな値上がりも期待できない。

安全で堅実な株式投資を行えば、儲けは少ない。

 

 

『話』に投資せず、『物』に投資せよ

噂などの話を聞いただけで投資するのではなく、実物・物体をよく見て投資せよ、という意味。

株式市場などで流れる好材料、悪材料の噂話は、かなり誇張し、過大評価されて流れることが多い。

このような噂話は話半分に聞き流し、その材料が企業業績や株価にどの程度、影響を与えるかを冷静に判断した方が良い。

 

 

トレードの計画を立て、計画通りにトレードせよ

株式投資をする場合には、事前に計画を立て、その計画通りに投資した方が成功する確率が高い。

行き当たりばったりに投資すると、相場に振り回されて失敗することが多い。

 

 

最初の損は最良の損

株式投資の初心者が、早い段階で失敗して、相場の難しさを痛感するのは良いことである。

相場の怖さ、難しさを知ることによって、投資に慎重になると同時に、一生懸命勉強して、その道を究めようと努力するようになるからだ。

初心者がたまたま株式投資で成功(ビギナーズラック)して、相場を甘く見るようになると、後で大きな失敗をして、もう二度と株式投資はしない、というほどの大きなダメージを受けることになるのだ。

 

 

大衆はトレンドが継続している間は正しいが、トレンドが終わると間違う

上げ相場も下げ相場もトレンドは一定期間続くため、トレンドが続いている間は、一般投資家も失敗しない。

しかし、上げ相場も下げ相場もトレンドが終わると、別のトレンドに変わるため、一般投資家は予想を間違えやすくなる。

トレンドが大きく変わる時は、投資のチャンスであるが、このチャンスを生かせる投資家は少ない。

相場では熱狂するな、平静になれ

相場では熱狂してはならない。

常に心を平静に保て、という意味。

熱狂して、頭に血が昇ると、冷静な判断ができず、失敗することが多い。

 

 

相場に過去はない

あの時A社の株を買っていたら。あの時、慌てて売らなければ。などと、ぼやく投資家が少なくない。

だが、いくら過去のことを振り返っても、投資にプラスになることは少ない。

投資家にとって大事なことは現在と将来のこと。

現在の資産を将来、大きく増やすためには今、何をしなければならいかを真剣に考えることそこが、投資家にとって何より大事なことなのだ。

 

 

過去の栄光は、何の価値もない

過去にどんなに巨額のお金を株式投資で稼いでも、そのお金の大半を失った後では、ほとんど何の価値もない。

現在、未来の栄光には価値があるが、過去の栄光には何の価値もない。

過去の栄光に価値があるとすれば、老人が過去の思い出に浸る時ぐらいだろう。

 

 

ウォールストリートには無料のランチはない

ウォール街でランチ(株式投資)を楽しむためには、お金(元手)が必要だ。

無料で楽しめるランチはない。

様々な料理(業種)ごとに数多くのメニュー(銘柄)が揃っているが、その中には割高な料理もあれば、割安な料理もある。

どのメニューをいつ選ぶかは投資家の好みと懐具合次第。

そして、どのメニューを選ぶかによって、投資家の懐に大きな影響を与えるのだ。

 

 

大玉は失敗、小玉は成功

一度に大金を投入して相場を張ると失敗することが多いが、資金を分けて少しづつ相場を行えば成功することが多い。

投資の基本は集中投資より分散投資である。

分散投資には色々な業種の様々な銘柄に分散投資することのほかに、時間を分散して投資するという意味もある。

 

 

高い勝率はロスカットを無視している

買った銘柄が値下がりしても、損切り(ロスカット)をしなければ負けた(損した)ことにはならない。

評価損が出ている銘柄も将来、値上がりする可能性がないわけではないからだ。

ロスカットをしない方が勝率を高く見せることはできる。

しかし、それでは投資効率の悪い銘柄をたくさん抱え込むことになり、勝率が高くても儲からないということになる。

株式投資では9勝1敗でも、元本を割り込んで損することもあるのだ。

 

 

貧乏神を呼ぶ過剰売買

頻繁に売買(デイトレード)をしていると貧乏神を呼び込んで損をすることが多い。

株式投資には投資と投機の両面があり、短期売買は博打と同じようなスリルと興奮が味わえる。

あまり頻繁に短期売買を繰り返していると、株式中毒とも言える状態に陥り、本業や趣味、付き合いなどがおろそかになるだけでなく、株式でも大損をして、全てをなくしてしまうことになりかねない。

孵化するまで、ヒヨコの数を数えるな

孵化器に卵を入れただけでは、ヒヨコが何匹生まれてくるか分からない。

卵が孵化して、ヒヨコが生まれてきた時に初めて、ヒヨコの数を数えることができる。

株式投資でも同じで、株を買っただけでは儲かったことにはならない。

値下がりして損をすることもあるからだ。

また、値上がりしたからといって、それが儲かったわけではない。

いつ値下がりに転じるか分からないからだ。

値上がりした株を売却して初めて、いくら儲かったかを計算することができるのだ。

 

 

手中にある1羽の鳥は、藪の中にいる2羽の鳥より価値がある

確実に手に入れた1羽の鳥は、捕まえる可能性のある2羽の鳥より価値がある、ということ。

株式投資でも、利益確定した50万円は、将来得られるかもしれない100万円より価値がある、というわけだ。

将来、期待される100万円は、必ず実現するという保証はなく、逆に大きく値下がりして、損をすることもあり得るからだ。

 

 

失敗の処理を失敗しない

投資に失敗はつきものだが、失敗の処理を間違うと、損失を大きくすることになりかねない。

失敗の処理を失敗しなければ、損失を最小限に抑えることができるのだ。

失敗の処理を失敗しないというのは、値上がり期待で買った銘柄が、予想に反して値下がりしたり、高配当を期待して買った銘柄が、業績悪化して大幅減配、無配に転落したような場合だ。

そういう場合には、素早く損切りしたり、見切り売りをして、損失を最小限に食い止めておくのが有効な対策になる。

これができないと、値上がりや高配当が期待できない銘柄を長期間保有し続けるという非効率的な投資に陥って、損失を拡大することになりがちだ。

 

 

急ぐと無駄ができる

慌てて事を行うと、失敗して大きな無駄(浪費)ができる。

株式投資でも慌てて売り買いをすると、失敗して公開することが多い。

 

 

判断を誤ることは正常なことだ。それを修正しないのが異常である

誰でも相場見通しや銘柄選択などを間違うことはある。

間違うこと自体は異常でもなんでもなく、正常だが、間違いを修正しようとしないのは異常なことだ。

中には、「間違っているのは自分ではなく、相場の方だ」などと言う屁理屈家もいるが、自分の間違いを認めない人は、株式投資で大損することが多い。

 

 

投資家で始めても投機家になる人がいる

実態価値と比べて割安な銘柄を買って2〜3年保有し、実態価値に相応しい株価まで値上がりするのを待つというのが長期投資の基本である。

しかし、長期投資は退屈なので、結果がすぐに出て、スリルがある短期投資(投機)の魅力にとりつかれるようになりがちだ。

短期投資では実体価値より人気が株価を左右するので、短期間のうちに株価が乱高下する傾向があり、丁半賭博に似たスリルを楽しむことができる。

このため最初は、長期投資を基本とする投資家としてスタートしながら、いつの間にか短期投資に熱中する投機家になっている人たちも少なくない。

 

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