リーマンショックと共に記録した日経平均史上最大の上昇率と史上2番目の下落率を記録した日を振り返ってみました
2008年のリーマンショックは、世界の株式市場を大きく揺らしました。日本市場でも、日経平均株価が歴史的な暴落と急反発を短期間に経験し、金融危機の恐ろしさと市場の不安定さを強く印象づけました。
日経平均株価の最新チャート
下のチャートは日経平均株価です。2008年の急落だけでなく、その後の長期回復も確認できます。暴落時に市場から完全に撤退すると、その後の回復を取り逃す可能性があります。
現在の相場を確認できる自動更新チャートです。本文の分析は執筆当時の市場環境に基づくため、最新チャートとあわせてご確認ください。
2008年10月の市場は極端に不安定だった
リーマン・ブラザーズの破綻後、金融機関への不安は世界中に広がりました。株式市場では売りが売りを呼び、投資家はリスク資産から一斉に逃げ出しました。
その一方で、各国政府や中央銀行が金融機関への資本注入や流動性供給を打ち出すと、市場は急反発することもありました。2008年10月の日経平均は、暴落と暴騰が短期間に交互に起きる非常に不安定な相場でした。
暴落時には冷静な判断が難しくなる
金融危機の最中には、投資家は冷静に判断しにくくなります。株価が毎日のように大きく動くと、資産を守るために売りたくなります。しかし、最も恐怖が強い時ほど、売却判断が遅れて損失を確定させることもあります。
逆に、急反発だけを見てすぐに安心するのも危険です。金融危機では、一時的な反発の後に再び下落することもあります。
投資家が学ぶべきこと
2008年の相場から学べるのは、暴落時に初めてリスク許容度が試されるということです。平常時にどれだけ長期投資を語っていても、実際に資産が大きく減ると、計画通りに行動するのは難しくなります。
だからこそ、事前に現金比率、投資比率、追加投資のルールを決めておく必要があります。暴落してから考えるのでは遅く、平常時にこそ危機への備えを作るべきです。