ウォーレン・バフェットから学ぶ投資の心得『投資に成功した10の要因』

ウォーレン・バフェットから学ぶ投資の心得『投資に成功した10の要因』

世界的に有名なバリュー投資家で、米中西部ネブラスカ州オマハを拠点にし、「オマハの賢人」とも呼ばれています。

長期の成長が見込め、企業の本源的な価値に比べて割安になった企業に投資する手法で、一代で世界有数の富豪になりました。

投資会社バークシャー・ハサウェイのCEOで、主な投資先は、IBM、アメリカン・エキスプレス、コカ・コーラなどが挙げられます。

この偉大なる投資家「ウォーレン・バフェット」から学べる投資の考え方は、個人投資家から機関投資家まで数多くの人を成功に導いてくれたはずです。

そこで今回は、ウォーレン・バフェットが投資で成功した10の要因について考えてみます。

その1・頭がすごく切れる

「IQが160あったら30は売ってしまいなさい。あなたには必要ないから」

投資で大成功するのに天才である必要はなく、十分に頭が働けばいいのです。それ以上の知力が成功確率を上げることはありません。

頭が良すぎて自分のやり方から一歩も抜け出せない人や、現実世界で成功への道を見つけられない人も多いのです。

IQが高くても、優れた投資家になれるとは限りません。もしそうであるなら、大学教授は皆大富豪になるはずです。

頭が切れると同時に、ビジネスのセンスが良く、抜け目なく、そして地に足のついた人物であることが求められます。

ウォーレン・バフェットは問題の本質に鋭く切り込み、説得力のある結論を導き出し、そして状況が思い通りに動かなくても、その結論を安易に変更しません。

それこそが成功の要因で、ウォーレン・バフェットは非常に優れた分析力を持っています

また、判断が非常に早く、結論を出すのに何週間もかけません。

様々なデータを提供する多数のアナリストもウォーレン・バフェットには不要です。

必要なのは、真に重要なデータのみで、それを見極めるのが非常に上手いのです。

 

その2・ブレることのない一貫した哲学に従っている

多くの投資家は、自分は頭が良く何でも理解できると考えています。

また、状況は常に変化しているので、投資家は変化に対応したアプローチを常に採るべきだとも考えています。

しかし、全てのことをわかっている人などいないし、常に最適の手法を学んで活用するのは容易ではありません。

ウォーレン・バフェットは自分の知識の限界を知っています。

自分が理解していることをしっかり生かし、それ以外のことはわかっている人に任せています。

ウォーレン・バフェットの投資対象は、自分が理解し、気に入った企業だけです。

平凡な分野に重点を置いて、ハイテク企業には投資しません

重要なのは、自分が投資しなかった銘柄で他人が利益を出したとしても、それを冷静に見ていられることなのです。これは簡単に思えてなかなかできることではありません。

 

その3・柔軟に対応するメンタルを持っている

一貫した哲学が重要だと言っても、それを変更してはいけないというわけではなく、環境が大きく変化すれば、それに対応していくべきです。

いつまで続けるか、いつ変えるかのタイミングが重要です。

若い頃のウォーレン・バフェットは、誰もが見放した企業を純資産価値以下の価格で買う「ディープ・バリュー」の手法をとっていましたが、のちに、他社の真似できない特色や価格競争力を持ち、優秀な経営陣が率いる良質な企業を、割安な価格で買うようになりました。

哲学は人を導くものであって、盲従を求めるものではありません。

しかし、哲学にどう向かい合うかは、投資において難しい判断になります。

ウォーレン・バフェットはチャレンジを恐れず、一時的な流行に左右されず、だからといって、自分の考え方に固執することもありません

 

その4・感情的にならない

投資で難しいのは、感情をコントロールすることです。

株価が上昇すると、貪欲になり、妙な自信を持って興奮してしまう人が多く、その時点で利益を確定しようとせず、さらに買い進んでいきます。

逆に、株価が下がると、気分が落ち込んで不安になってしまい、損をしても投資資産を手放してしまいます。安値なのに、そこで買いに入ろうとしないのです。

最悪なのは、自分の成績を他人と見比べてしまうことです。

他人がやっているからというだけの理由で同じ行動に走り、さらにリスクを背負いこんでしまうのです。

ウォーレン・バフェットは、このような感情に左右されることはありません。

株価が上昇して大喜びすることも、下落して落ち込むこともなく、成功したかどうかの判断基準は他人やマスコミがするのではなく、自分自身でします

他人が自分の判断を正しいと評価したり、投資の結果がすぐ出たりしても、気にしません。

2000年には、ITバブルに乗り遅れ、ウォーレン・バフェットもさすがにピークを過ぎたと投資家の間でけなされたこともありましたが、ウォーレン・バフェットの投資方針は揺るぎませんでした。

 

その5・人の逆を行き、しきたりにとらわれない

感情に動かされやすいと自分でわかっていても、多くの人と同じ事をしようとする人が大多数です。

それに比べ、優れた投資家は大勢に従わず、重要なタイミングで集団から離れます。

しかし、人の逆を行くだけでは不十分で、集団の行動が誤りである理由を理解した上で、何をするべきかを考え、流れに逆らって行動する図太さが必要です。

ウォーレン・バフェットが人の逆を行く能力が高い事は明白です。しかも、それを楽しんでいます。

ウォーレン・バフェットが株主に送る手紙には、ハイイールド債が高嶺の花のように扱われる時もあるが、無価値の雑草の扱いを受ける事もある、と書かれていました。

「雑草として扱われている時のほうが、ハイイールド債に親しみを感じるよ」

逆張りの人は、人気のない時に買い物をします。ウォーレン・バフェットは格別そうなのです

 

その6・景気の循環にとらわれない

優れた投資家は、経済成長や金利、市場動向が予測不可能であることを受け入れています

景気が上向いている時は、気分的に投資をやりやすいです。企業の業績は改善し、資産価値も上昇していますで、ここでリスクをとれば報われることが多いのです。

しかし、すでに価格が上昇傾向にある資産を買うことが素晴らしい成績につながるとは限りません

最大の利益を得るためには、景気や業績が不調の時に買うべきなのです。それは、資産価値が本当の価値よりも低くなっている可能性が高いからです。

この点についても、ウォーレン・バフェットは能力を発揮します。能力があると言うよりも、誰も楽観的な見通しを持てないような相場の大底で投資をすることを楽しんでいます。

10%配当を約束するゴールドマン・サックスとGEの優先株式にそれぞれ50億ドルを投資したのは、2008年の経済危機の真っ只中でした。

2009年、景気変動を受けやすいバーリントン・ノーザンに304億ドルを投じたのも象徴的です。

今振り返れば、これらの投資が素晴らしかったと簡単に言えますが、当時、誰もが経済の破綻を恐れていた時に、こんなに大胆な行動を取れた投資家が何人いたでしょうか?

 

その7・長期的な視点を持ち変動を気にしない

ウォーレン・バフェットは「株式の保有期間は永遠」と言ったことで有名です。「1年だけ15%の利益を得るよりも、毎年12%の利益を上げる方がよい」とも語っています。

長期保有にこだわり、その結果、税金を気にせずに、複利計算で利益を積み上げることができます。

毎年、利益を確定させていては、短期間に出た利益に毎回税金がかかってしまいます。長期的に投資していれば、変動が大きい時も振り回されないで済みます。

むしろ、変動を逆手に取ることもでき、流動性ばかり気にして、いつでも売却できるようにしておくのではなく、ウォーレン・バフェットは一度も売らずに済むのなら、そのほうが楽しいと考えて行動しています。

 

その8・最高のチャンスであれば巨額の投資にも怯まない

分散投資は慎重な投資法と言われてきました。分散投資は、1件の投資で大きな損失を被る可能性を下げるものです。

しかし、負ける痛みは軽くなるものの、分散しすぎると大きく勝つ可能性も低くなります。

ここでもウォーレン・バフェットは違った考えを持っています。

私たちの投資手法では、分散投資の考えに従いません。そのため、私の投資は多くの投資家よりもリスクが高いと言われています。しかし、投資する事実を深く理解し、それが経済的に見て割安だと納得した上で投資するのであれば、集中投資することでリスクを減らせます。投資とはそうやって行うべきなのです。

最高のチャンスは滅多にやって来ないことをウォーレン・バフェットは理解しています。

だから、投資するかどうかの基準を高く設定し、最高のチャンスだけを狙い、その時が来たら大きな金額を投資します。結局、ウォーレン・バフェットは自分がよいと信じた企業や人に大きなコミットをすることになります。

他人がやっているからという理由で投資することはありません。自分が経営に関与しなくても大丈夫かを常に気にしています。

また、判断の誤りを小さくするため、強い思い入れを持てない企業には絶対投資しません

 

その9・相場が動かなくても気にしない

ウォーレン・バフェットが長期間何もしないでいられることはよく知られています。これだというものが出てくるまで、持ち込まれた案件を断り続けています。

有名な話で、ウォーレン・バフェットはメジャーリーグの大打者テッド・ウィリアムズを引き合いに出します。ウィリアムズは打席に入り、バットを肩に乗せて最高の一球をじっと待ちます。

これは、絶対によいものにだけ投資するというウォーレン・バフェットの主張をよく表しています。

いつもよい投資機会がある。いつでも投資する好機だ。と言える人などいないのです。

 

その10・仕事を失うことを気にしない

自分の信じる行動をとれる機関投資家はほとんどいません。多くの機関投資家は、流動性が乏しいもの、評価の分かれるもの、上手くいきそうにないものに投資する際に制約を受けます。

誰もがもっと上がると思っているような資産を売ることは簡単ではないのです。まして自分が信じるものに集中してポートフォリオを組むことは困難です。

他人の資金を預かって運用している「代理人」は、大胆な行動で会社から解雇されたり、顧客から契約を打ち切られたりするリスクにさらされています。

当然、動きはおとなしくなり、慎重で文句の出ないことしかやらなくなります。失敗を恐れて大胆な行動を起こす気がないのなら、人に差をつけることも不可能なのです。

考えた結果を行動に移すことができるのが偉大な投資家です。

ウォーレン・バフェットは企業から解雇されることがありません。永遠にとどまることができるポジションにいて、資金がなくなることも考えられません。

資金を引き揚げる顧客は皆無で、市場が危機に陥っても、多くのファンドマネージャーのように安い価格で資産を売却しなければいけない状況とは無縁です。

ウォーレン・バフェットがヘッジファンドではなく、バークシャー・ハサウェイという企業の形態で投資を行っていることも偶然ではありません。

 

まとめ

  • 頭がすごく切れる
  • ブレることのない一貫した哲学に従っている
  • 柔軟に対応するメンタルを持っている
  • 感情的にならない
  • 人の逆を行き、しきたりにとらわれない
  • 景気の循環にとらわれない
  • 長期的な視点を持ち変動を気にしない
  • 最高のチャンスであれば巨額の投資にも怯まない
  • 相場が動かなくても気にしない
  • 仕事を失うことを気にしない

ウォーレン・バフェットが60年間行ってきたことは、理論的には多くの投資家にも可能だったはずです。

どうして、ウォーレン・バフェットと同じことができないのでしょうか?

結局、すべての特徴を活用できる人は少ないのです。

巨額の資金を持っているからできることもあるでしょうが、この成功した10の要因は、小額の投資金額であった場合でも同じことができるはずです。

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