投資とギャンブルは心理的構造が全く違う

投資とギャンブルは心理的構造が全く違う

お金を賭けるといった点から、投資とギャンブルを一緒のように考えている投資家をよく見かけます。

しかし、そのような投資心理を持っていると、思わぬ行動をとってしまったりして、市場から多大なる損失や洗礼を受ける可能性が非常に高まります。

投資とギャンブルのまったく違う構造と、心理的要因を分析し、さらに一歩、一貫した収益を上げられる投資家を目指し、心理分析をしていきましょう。

投資とギャンブルはまったく違う固有の構造

よく、投資をギャンブルと同じだと思っている人を見かけますが、これは大きな間違いであり、このような心理を市場に持ち込むと非常に危険です。

市場は一貫して流れる川のようなもので、始まりや、終わり、一時停止はありません。

マーケットが引けで終わった時でも、価格は依然として動いています。それは寄り付きの値段が前日の終値と同じという決まりはないからです。

 

ギャンブルは始める前にリスクを決めている

例えば、カジノでブラックジャックをする時、最初に賭け金の額を決めなくてはいけません。これはそのゲームの規則で強制的にさせられる選択です。

この賭け金を決める事がリスクなのです。

しかし、投資をする場合、自分以外の誰も前もって強制的にリスクを決めてくれません。つまり際限のない環境にいるわけです。

そこでは実質的に、何が起こってもおかしくない状況なのです。

極端な話、100万円分の株式を購入したとして、その100万円の全てを失う可能性は十分にあります。ですが、投資をする人で、その100万円の全てを失うリスクを許容して投資をしている人はいったい何人いるでしょう?

恐らく、ほとんどいないと思います。

 

負け続けている投資家は負ける可能性から逃げている

一貫した収益を上げている投資家はこのリスクを投資をする前に許容しています。許容していると言っても、全て失う前提で投資をしているわけではなく、市場に参加すればそれが起こる可能性がある、つまり敗者になるという現実に否が応でも立ち向かっているのです。

負け続けている投資家は、「市場がどのように良く見えても負ける可能性がある」という現実を受け入れず、逃避しています。

たとえ負けていても、自作の激しい言い訳、自己正当化、ゆがんだ理論(負けるはずがないと思い込んで市場に参加する)の影響を受けやすいのが特徴的で、そのような投資心理では、前もってリスクを決めておいても無意味です。

 

投資はギャンブルと違ってあらかじめ決められた道筋がない

カジノでもパチンコでも競馬でも、全てのギャンブルには、あらかじめ決まった始まりがあり、中間があり、終わりがあります。

その繰り返しでゲームの結果が決まり、一度ゲームに参加すれば、好き勝手に止められません。

投資の場合は、価格は連続した動きであり、投資すべきだと自分が決めるまで、何も始まりまらず、やりたいだけ続けられ、終わりだと自分で決めなければ終わりません

何を計画しようが意図しようが、かなりの心理的要素が作用します。それが混乱を引き起こし、心変わりを生み、恐れや過信を生みます。

つまり、一貫性も意図もない行動をとってしまうきっかけとなるのです。

 

ギャンブルは積極的な敗者、投資は消極的な敗者

ギャンブルには形式的な終了があるので、参加者は「積極的な敗者」となります。つまり負けが込んでいても、自分がそうしているのだという意識的な決断をしなければ連敗はできません。

一つのゲームが終わり、新しいゲームが始まります。

さらにリスクをとるには、財布に手を伸ばすか、手持ちのお金がなくなれば、銀行に行くなどして、積極的に賭けていかなくてはいけません。

一方、投資には形式的な終了がなく、市場は自分に「トレードをするな」と言いません。

常に自分とって最適な資金管理方法でトレードを終了させられるだけの精神構造を持たない限り、「消極的な敗者」となる可能性があります。

消極的とは、含み損となって損をしたままでも何もする必要がなく、先送りできるとい意味で、見る必要もなければ、その状況を無視すればいいのです。

そうして市場から、自分が保有するもの全てを取り上げられてしまいます。

 

恩恵と災難が同時に与えられる矛盾した市場

投資には多くの矛盾があります。その一つは恩恵と災難が同時に与えられている点です。

恩恵とは、人生で初めて、自分の行動全てを自分が完全に把握できることです。

災難とは、そうした自分の行動を指示したり定めたりする、恒久的規則や境目がないことです。

この市場の無制限な性質において、少なくともある程度持続した成功を確立するためには、ある程度の抑止力と自己コントロールを持って行動しなければいけません。

自分の行動を導く精神構造が必要で、それを自分の心の中に自分の判断で意識的に生み出さなければなりません。

 

まとめ

  • 投資とギャンブルはまったく違う固有の構造
  • ギャンブルは始める前にリスクを決めている
  • 負け続けている投資家は負ける可能性から逃げている
  • 投資はギャンブルと違ってあらかじめ決められた道筋がない
  • ギャンブルは積極的な敗者、投資は消極的な敗者
  • 恩恵と災難が同時に与えられる矛盾した市場

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