メキシコ合衆国への海外投資で資産運用してみよう『概要・ETF・採用銘柄』

メキシコ合衆国への海外投資で資産運用してみよう『概要・ETF・採用銘柄』

中南米を代表する巨大消費国『メキシコ合衆国』

また、自国の消費だけでなく、米国向けの輸出も盛んなメキシコ合衆国は、今後の成長にも期待できます。

メキシコ合衆国概要

  • 首都:メキシコシティー
  • 公用語:スペイン語
  • 人口:1億2000万人(世界11位)
  • 通貨:メキシコ・ペソ(MXN)
  • 為替レート:1メキシコ・ペソ=7.96円(2015年)
  • GDP:1,282.73  (10億USドル)(世界15位)
  • 経済成長率:2.13%
  • 失業率:4.75%
  • 主な産業:工業、石油

 

米国と繋がりが強いメキシコ

メキシコの人口は1億2000万人で日本とほぼ同じです。

国内だけでもかなり大きな消費市場を抱えているのですが、米国のすぐ南に位置しているため、米国の強大な市場に向けた輸出も非常に盛んで、メキシコの経済を支えています。

 

輸出の大半を占める相手国は米国

1994年にメキシコが北米自由貿易協定(NAFATA)に参加して以来、協定加盟国である米国やカナダ向けの輸出は堅調に拡大してきました。

2012年の輸出額の78%は米国向けでした。

米国にとっても、メキシコは貿易額で世界3位、輸出額では2位の重要な貿易相手国です。

メキシコは米国に取って世界第3位の石油供給国でもあり、お互いに切っても切れない関係です。

近年中国の人件費が上昇したことで、メキシコの労働コストが相対的に低くなり、対米国輸出の競争力が強まってきました。

さらに、輸送代もメキシコからの方が断然安く、その意味でもメキシコの方が有利なのです。

 

メキシコの輸出品

メキシコの輸出品は、自動車や自動車部品、家電など、工業製品が全体の80%を占めています。

また、石油輸出国でもあり、輸出全体に占める石油の割合は12%です。

 

メキシコの代表する産業は自動車産業

メキシコの製造業は、自動車、自動車部品が特に盛んで、輸出全体の17%を占めており、主要な輸出品目でメキシコ経済を支えています。

日系自動車メーカ−3社とドイツのフォルクスワーゲンは2013年、計60億ドルを投じてメキシコに自動車工場を建設すると発表しました。

さらに、トヨタ自動車、BMW、メルセデスベンツも、計20億ドルの投資を発表すると見られています。

 

メキシコの経済成長の要は個人消費

メキシコは人口が多いだけでなく、1人あたりのGDPも1万700ドルと日本の4分の1しかありませんが、年率2〜3%の経済成長とともに個人所得が拡大していき、それに伴って消費市場もますます大きくなっていくと考えます。

財政状況も良好で、貿易面でも輸出主導型経済を推し進めているのも強みです。

 

メキシコ経済と株式市場の注意点は米国経済

メキシコ経済は米国と強い繋がりがあり、米国の経済にかなり左右される点は注意が必要です。

株式市場も同じく、ニューヨークの株式市場の状況や米国債の動向に変動しやすく、米国経済の変動によって思わぬ動きをしやすくなるため、注意して見ておく必要があります。

 

オススメするメキシコの株式相場に連動するETF

筆者がオススメするメキシコの株式相場に連動するETFがニューヨーク証券取引所に上場しています。

日本の証券取引所ではなく、ニューヨーク証券取引所に上場している銘柄ですが、日本の証券会社からでも取引可能です。

 

iシェアーズ MSCI メキシコ・キャップト ETF (EWW):iShares MSCI Mexico Capped ETF

  • 運営会社:ブラックロック
  • 取引通貨:米ドル
  • 信託報酬 :0.51% (年率・税抜)
  • 決算:年2回(6月、12月)
  • 配当:あり
  • 純資産総額:2170億円

販売会社

 

ETFに組み込まれているメキシコの個別銘柄

上記のETFで組み込まれている銘柄です。

 

フォメント・エコノミコ・メヒカノ(FEMSA)

コンビニエンスストチェーンと清涼飲料会社を傘下に持つメキシコの大手企業です。

どちらの事業も好調で、2012年の売上高は183億8300万ドル、2002年からの売上高伸び率は年平均20%となっています。

好調な業績の伸び率を背景に、2002年に39億ドルであった同社の株式時価総額は、2012年には375億ドルと年率25%増加しています。

株式還元にも積極的で、2005年から2013年までの間に年率21%もの増配を行いました。

メキシコの巨大な消費の恩恵を受けるフォメント・エコノミコ・メヒカノ(FEMSA)は、今後のメキシコの経済成長に伴う個人所得の向上とともに、さらに成長すると考えられ、将来有望な企業です。

 

コカ・コーラFEMSA

フォメント・エコノミコ・メヒカノ(FEMSA)の飲料部門であるのが、コカ・コーラFEMSAです。

独立系で世界最大のコカ・コーラのボトリング会社である同社は、年間30億ケースの生産、販売を行っています。

売上高は2004年の41.7億ドルから、2012年には112億ドルと年率13.1%のペースで伸びてきました。

売上高の事業地域別の内訳は、45%がメキシコを含む中米、55%が南米です。

中南米の人口の約27%が15歳以下、15歳から60歳までが66%と、清涼飲料を好む若い年齢層の消費者が多いことも非常に有利で、潜在的な顧客である若年消費者層は2億1800万人にも上るとされています。

 

ウォルマート・デ・メヒコ・イ・セントロアメリカ(ウォルメックス)

メキシコ、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカの6カ国、520都市に3090の店舗を展開する中南米最大の小売りチェーンです。

名前の通り親会社は世界最大の小売業である米ウォルマートです。

ウォルメックスの強みは、スーパーマーケット、会員制スーパー、ディスカウントストア、スーパーセンターの4つの業態で、高所得者から低所得者層まで、すべての層のニーズに対応できる店舗戦略を行っていることです。

米国のウォルマートと同じく、ボリュームのある品揃え、他社より安い価格で商品を提供する一方、社内も物流管理、流通システムの改善などで徹底したコスト削減を図っています。

使用総資本利益率を見ても、ウォルメックスは19%と非常に高く、大手テスコの16.1%、米大手コストコの13.4%を大きく上回っています。

メキシコの1人あたりのGDPは1万ドルを超えたばかりですが、これは1981年の日本と同じレベルであり、これからの消費力の伸びがさらに期待できる局面に入りました。

しかも、同社が店舗を展開する6カ国のうち、メキシコを除く5カ国の総人口は1億4500万人から2025年には1億8000万人に増え、消費の主役である21歳から60歳の人口は2500万人も増加する見通しなのです。

ウォルメックスの売上高は、2002年の1033億ペソから2012年には4138億ペソと、年率14.9%ずつ成長してきました。

オススメ記事&スポンサードリンク

いつも10年後も使える投資の考え方をご覧いただきありがとうございます。
Facebook、Twitterを通じて、少しでも安全に安定的に資産運用できるような情報をお届けできればと思います。
「いいね!」をして頂いたり、twitterをフォローして頂けると、
皆様に最新の情報や新しい記事などをいち早くお届けできますので、
是非、よろしくお願い申し上げます。
 いいね!をする  フォローをする